写真は上野動物園のゾウさんコーナーにあった「日本の子供達へおくる言葉」です。
戦中ゾウは猛獣処分で犠牲となりました。読みましたよ、その話。小学校1年生の頃かな、教科書を朗読しながら担任の先生は泣いてしまいました。しーんと静まりかえったなかすすり泣いている子もいたかもしれませんが、私は人間のひどさとゾウのけなげさにショックを受け声を失っていました。
「日本の子供達へおくる言葉」は戦後またゾウを見たいという子供達の声があることを知って、インドからゾウが贈られたときのものです。
「…私たちはこのような大人達のけんかを止めさせなければなりません。そして私の願いはインドの子供達や日本の子供達が成長した時には、それぞれの自分達の立派な祖国のためばかりではなく、アジアと世界全体の平和と協力のためにもつくして欲しいということです…」1949年 インド国首相 ジャワラハル・ネール
69年前の言葉ですが、とてもタイムリーで心打たれました。
1984年に来たのはアーシャ(希望)とダヤー(慈悲)
(『日本の子供達へおくる言葉』ではネール氏と表記されています。二番目の写真ではネルー氏になっています)
★平井たこ・Tako Hirai Website http://hiraitako.petit.cc/
#絵 #イラスト #art #drawing #illustration #上野動物園