なにかとてもいいことがおきそうだ

平井たこ Tako Hirai アーティスト/イラストレーター。小学5年生のお正月に観た 映画『グーニーズ』に感銘を受け高校卒業後アメリカ留学、アートを学ぶ。 趣味はウクレレ、フラ、カリンバ、写真、映画、猫と遊ぶ etc. Instagram:kaiju_tako_hirai THE ART OF TAKO HIRAI:https://peraichi.com/landing_pages/view/mlcmp

お絵描きレッスン1回目

友人の子ども(10才)にお絵描きレッスンをすることになりました。子どもに絵のレッスンなんて必要?と疑問に思っていたら、美術の先生以外の先生に「もっときれいに描いて」「アーティスティック要素が足りない」等と言われて自信を無くし、もともと絵は好きなのに悩むようになったということでした。友人いわく、上手に描けるようにというより自信を持って楽しく描いてもらいたいと。その子はもう少し見たままを描けるようになりたいと言っているそうです。

(おっと、それはどこかで聞いたような話だぞ… 自分も経験したことが…)

どこかに習いに行くことも考えたけど、絵を描いていて、何度も会って遊んだこともある私がいいのではないかと、声をかけてくれました。友人一家はアメリカにいるのでオンライン。1回40分、月3で3ヶ月やってみることにしました。

私にとって、初のお絵描きレッスン、初の子どもオンラインレッスンです。英語でお絵描き、はちょっとやってみたいなと思っていたところ、叶いました。相手はネイティブスピーカーですが(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

少しおしゃべりしたりスケッチしたりしてから、簡単な形のトリの貯金箱を正面から描いてもらいました。よく見てじっくり描いていました。なかなか味のあるいい絵です。頭と体(本当は2:1)が同じくらいの大きさになっていて、目も随分ちっちゃく描いていたけど別にそれでもいいんじゃないの〜、と思いつつ、本人の「もう少し見たように描きたい」という気持ちを考え、ちょっと高さを測ってみようか、と自分の絵を測ってもらいました。

測っている途中で「あ、目はもっと大きいね」などと自分で気付いたところを直していました。最後に添付写真のような実物のサイズを伝えました。そこで初めて頭と体の比率に気付きました。ここで終了。本人も、よく見て自分のペースでいい感じに描けたことに手応えを感じたようで、親御さんたちに走って見せにいきました。

(↑このふざけた感じの絵は私が描きました)

友人いわく、さっさと終わらせたくて雑に描くようになったと思っていたけど、どうやって描いていいかわからないし、どうせ否定的な感想を言われるし〜、と思っていたから早く終わらせていただけかもしれないと。

その日の宿題の絵はいつもより時間をかけて楽しそうに描いていたそうです。(物語の中のある情景を、文章から読み取って想像して描くというなかなか大変そうな課題)

絵は自由に楽しく描くのが一番だと思います。色々習いに行って結局たどり着いた答えがそれという(笑)

レッスンをするにあたり色々失敗するかもしれませんが、学びのチャンスを奪うことだけは避けなくてはいけません(⁠^⁠^;⁠)

悩んで立ち止まってしまった人に、ほんの少し手を貸すだけなら「学びのおじゃま虫」にはならないことを祈りながら、また長くなってしまった今日のブログを終わりにしたいと思います(⁠θ⁠‿⁠θ⁠)